幸せな汗をかこう
2020年8月19日
こんにちは。Beauty air Yukiの川端由起です
私はワンコを飼っていますが
その子を見ていると、とびっきり素直すぎて感心しきり
今は、前足後ろ足ともに真っすぐ伸ばし
首の下からお腹にかけて冷たい床にペト~ッとつけて
全身、縦長になって寝るのがお気に入り
そんな完全リラックスモードのワンコに
『むちゃくちゃ可愛いなぁ~』って声をかけると、
姿勢は変えないままに、尻尾だけを高速で振りまくる
尻尾が止まった時に、また『ものすご~く大好きよ』というと
こちらも見ないままに、尻尾だけがグルグルと高速回転
『身体を起こすのは面倒だけど、そういわれると嬉しい』なんて
喜んでるのが伝わってきて、本当に可愛い
たまに意地悪で『ちょっと、お顔がブサイクかも』と言ってみた時には
尻尾は微動だにしない
良いことを言われてるとか、そうじゃないとか
ちゃんと分かるんですね。
ある時、
私が娘を叱っていると、私の脚の上に手を置いてきたことがありました。
また、
悲しいことがあって泣いていた時には、心配げな顔でジーッと見上げてきたり。
うちの子は、完全に両目とも視力を失っているので、
私たちの表情を見て、感情を読み取っているのではなく
声のトーンや、その場の空気感で、いろいろと察しているんだと思います。
ある研究結果で、犬にとって優れた能力のひとつ、
『嗅覚』によって、人間の感情を察しているとありました
それを聞いて、納得する出来事があります。
夏になると、私の父の横に並んで座ることが多かったんです。
ただえさえ暑がりの父
毛むくじゃらのワンコが、ピトーッと寄りかかってくる。
『暑いな』といいながら、
父は自分の腕とワンコとの間にクッションやタオルを挟んだりするものの
一切、離れようとせず・・・
それは、きっと『お前は可愛いな』と思う父の汗のニオイに
うっとりと酔いしれていたんだと思います(笑)
犬の嗅覚って、人間の何百万倍~1億倍ともいわれています。
人間の汗には、感情が混じるらしく
幸せを感じている時の汗、たとえばお祭りで夜通し踊ったり、
虫取りに元気に走り回ったりと、楽しんだ時にかいた汗には、幸福感がいっぱい。
それと同様、悲しんでいる時の汗には、その感情が含まれます
それは、汗の中に含まれる揮発性化学物質『ケモシグナル』というもので
その代表として、よく知られているものに、『フェロモン』があります。
ある人の身体から発せられたものを受け取った側が影響を受ける『ケモシグナル』
犬の嗅覚は優れているために、
人間の身体から発せられている物質に、すぐ反応するんですね
よく『オーラ』や『氣』という言い方をしますが
人によって、その人が入ってくるだけで、部屋の中がパーッと明るくなったり
緊張感が走ったりと、その場の空気を変えてしまう作用があったりします。
多分、人間も犬ほどには敏感になれないにしても
身体から発せられている物質は、間違いなくその場に拡散されているので
少なからず私たちも、『あの人のオーラは違う』なんて言いながら
実は、その人が出す汗に反応しているのかもしれません
汗には『体臭の原因』と、ちょっとネガティブなイメージがつきまといがちですが
『どんな気持ちのいい汗を出すか』と、人への影響力も考えながら
この夏、幸せな汗を、たくさんかいていきましょう
最後までお読みくださいまして、本当にありがとうございます